エド族(読み)エドぞく(その他表記)Edo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エド族」の意味・わかりやすい解説

エド族
エドぞく
Edo

ビニ族 Biniともいう。ナイジェリア南部のニジェール川西岸やデルタ地帯に住む民族。言語はニジェール=コンゴ語派のクワ諸語に属する。人口約 380万と推定される。生業は典型的な熱帯農業で穀物栽培を行い,家畜も飼育し,手工芸が盛んである。村落が政治組織の基礎で,村の男たちは少年組,成人組,老人組の年齢組体系に入る。村長は一般に最長老がなるが,世襲の場合もある。昔はオバと呼ばれる神聖王がいた。今日ではキリスト教イスラム教を信じる者も多いが,創造神,英雄,死霊などを崇拝する伝統宗教も生きており,呪術妖術も行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 電撃療法

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む