20世紀西洋人名事典 「エミールクレペリン」の解説
エミール クレペリン
Emil Kraepelin
1856.12.15 - 1926.10.7
ドイツの精神医学者。
元・ドルパート大学教授,元・ミュンヘン大学教授。
ノイストレーリッツ生まれ。
ライプツィヒ大学で医学博士の学位を取り、脳病理学の大家のグッデンやブントに師事した。ブントを尊敬しており、心理学の連想実験を精神医学に取り入れた。精神障害を、器質性精神病、内因性精神病、人格偏倚と反応状態の3種類に分け、内因性精神病を躁鬱病と早発性痴呆に分けた。また精神病の原因は器質的なものでその経過を予測することができると考えた。また、クレペリン・テストの考案者として知られている。著書に「精神医学綱要」(1883年)などがある。1917年ミュンヘンに精神科学研究所を設立している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報