最新 地学事典 「エルスワース山脈」の解説
エルスワースさんみゃく
エルスワース山脈
Ellsworth mountains
西南極の南緯79°, 西経85°付近に分布する山地。南北約400km, 東西約80km。L.Ellsworthの南極横断飛行で発見。南部のヘリテージ山脈と北部のセンチネル山脈に分かれ,センチネル山脈には南極大陸最高峰のビンソ・マッシフ(5,140m)がある。下位からヘリテージ層群(カンブリア紀中~後期,ワッケ・泥岩・石灰岩・礫岩・珪長質~苦鉄質岩からなる8層で構成,層厚7,400m以上),クラッシュサイト層群(カンブリア紀後期~デボン紀,珪岩主体の3層で構成,層厚2,600~3,400m),ホワイトアウト礫層(石炭~ペルム紀,海成~陸成の漂礫岩主体,石炭層を夾在,グロッソプテリスを含む,層厚1,000m以上)。古生代末期~中生代初期に褶曲と緑泥石片岩相の変成作用(エルスワース造山運動)を受ける。古地磁気から南極横断山脈の東端にあった可能性がある。
執筆者:吉田 勝
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

