エルマナリック(その他表記)Ermanaric

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルマナリック」の意味・わかりやすい解説

エルマナリック
Ermanaric

[生]?
[没]370/376
東ゴート王。アマリング家の開祖。黒海沿岸に建設された大帝国は,彼の治世中,全盛に達したが,370年頃フン民族侵入を受けた。東ゴート人はフン民族の支配下におかれ,エルマナリックは自殺したといわれる。ゲルマン英雄伝説では典型的暴君とされ,アングロ・サクソン文学では Eormenric,北欧文学では Jörmunrekとして表わされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android