20世紀西洋人名事典 「エルンストワーグナー」の解説
エルンスト ワーグナー
Ernst Wagner
1874 - 1938
ドイツ国籍。
エグロスハイム(ドイツ)生まれ。
別名教頭ワーグナー。
世界犯罪史上最悪の、パラノイアの妄想から大量殺人を犯した犯人。貧しい農家の子として生まれ、小学校の助教員となる。27歳の時、酒を飲み獣姦し、ミュールハウゼンの村人達がその事を中傷していると思い込み、逆恨みをする。結婚後5人の子供をもうけるが、村人への憎悪は消えず、村の全滅計画を練る。1913年9月4日、眠っていた自分の家族を殺してから、村の家屋に放火し、9人を殺し、12人に重傷を負わせた。「精神病のため責任能力不能」と判断され、ウィネンタール病院へ移送され、ここで生涯を終わる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報