普及版 字通 の解説

8画
[字訓] くずれる・あやうい
[説文解字]

[字形] 形声
声符は占(せん)。占に黏(ねん)・店(てん)の声がある。〔説文〕十四下に「壁
きなり」とあり、壁の崩れるおそれがあることをいう。〔楚辞、離騒〕に「余が身を
(あやふ)くして死に
(ちか)づく」という句があり、〔広雅、釈詁一〕に「
きなり」とみえる。[訓義]
1. くずれる、くずれかかる。
2. あやうい、死にかかる。
3. のぞむ、危うきにのぞむ。
4. おちかかる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
アヤシ・シタフ・ノゾム 〔字鏡集〕
ノゾム・シタガフ・アヤフシ・シタシ・アヤシ[熟語]
危▶[下接語]
危

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

