おおおお

精選版 日本国語大辞典 「おおおお」の意味・読み・例文・類語

おお‐おお

感動
① 人がわめき騒ぐ時のことば
今昔(1120頃か)二〇「阿彌陀仏、我を殺す人有や、をうをうとぞ、音(こゑ)を挙て叫びける」
② 人の泣き声をあらわすことば。
御伽草子・伊香物語(有朋堂文庫所収)(室町末)「せむ方なさにをうをうと、わが泣く声の我が耳に、入りて夢は覚めぬ」
③ 相手に応じて承諾の意を表わす時のことば。
俳諧・去来発句集(1771)冬「応応といへどたたくや雪の門」
④ 相手の言葉を肯定したり、何か思いついたりした時に発することば。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「『坊は能子(いいこ)だ』『ヲヲヲヲ、能(いい)お子とも』」

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