日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオナルコユリ」の意味・わかりやすい解説 オオナルコユリおおなるこゆり / 大鳴子百合[学] Polygonatum macranthum (Maxim.) Koidz. ユリ科(APG分類:キジカクシ科)の多年草。別名ヤマナルコユリ、オクノオオバオウセイ。茎は0.8~1.3メートル、葉は楕円(だえん)形ないし広披針(こうひしん)形で先はとがる。5~7月、花柄に2、3個の花を多数下垂して開く。漿果(しょうか)は球形、熟すと黒色となる。北海道から九州の低地、山地の落葉広葉樹林の林床に生育する。[河野昭一 2019年3月20日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例