化学辞典 第2版 「オクタン酸」の解説
オクタン酸
オクタンサン
octanoic acid
C8H16O2(144.21).CH3(CH2)6COOH.カプリル酸ともいう.グリセリドとしてバター脂ややし油などの油脂類のなかに含まれている.1-オクタノールを酸化するか,ヘキシルマロン酸を分解すると得られる.無色の葉状結晶.不快臭をもつ.融点16 ℃,沸点237 ℃,124 ℃(13.3 kPa).0.910.1.4285.水に難溶,種々の有機溶剤に可溶.香料や色素の原料として用いられる.[CAS 124-07-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報