20世紀西洋人名事典 「オスカー・R.ランゲ」の解説
オスカー・R. ランゲ
Oscar Richard Lange
1904.7.27 - 1965.10.2
ポーランドの経済学者。
元・計画・統計学院教授,元・ワルシャワ大学教授。
トマシューフ生まれ。
ポズナニ、クラクフ両大学に学び、1927年ポーランド社会党に入党。ミシガン大学などの講師を経て、’38年シカゴ大学準教授。’43年同大教授。’45年帰国し、初代駐米大使。国連安全保障理事会ポーランド代表、国会議員、統一労働者党中央委員などを歴任。’52年科学アカデミー会員。’56年以降ワルシャワ大学経済学部教授等を歴任。マルクス経済学と近代経済学との比較・検討を試み分権的社会主義の理論を展開。ポーランド「経済モデル」論争に指導的役割を果たす。著書に「価格伸縮性と雇用」(’44年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報