20世紀西洋人名事典 の解説
オズワルド・セオドール アベリー
Oswald Theodore Avery
1877.8.21 - 1955
米国の細菌学者。
元・アメリカ合衆国科学アカデミー会員,元・ロンドン王立協会会員。
ハアリファックス(カナダ)生まれ。
1913年ロックフェラー研究所に勤め、肺炎双球菌の研究を行う。最大の業績は細菌の形質転換物質を分離する試みを行い、’43年DNAであることを発表し、これが遺伝形質を伝える物質であることを明らかにした点である。そのほかにもこの研究から、細菌の病原性ときょう膜の存在の関係なども発見している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報