おせせ

精選版 日本国語大辞典 「おせせ」の意味・読み・例文・類語

お‐せせ

〘名〙 (形動)(「お世話」から変化したものか。多く女性が用いる)
① 余計な世話焼きをすること。また、その人。おせっかい。
談義本当世下手談義(1752)五「そばから異見すれば、『おせせだの』と打込
② 余分な手数がかかること。厄介。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻二「俄雨うばはおせせだのとはしょり」

おせせ

〘名〙 (「おぜぜ」とも) 情人恋人
※俳諧・文化句帖‐元年(1804)七月「川をへたてておぜぜをもてば舟よ舟よが気にかかる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「おせせ」の意味・読み・例文・類語

お‐せせ

《「おせわ(世話)」の変化という》よけいな世話を焼くこと。おせっかい。
「きつい―だの」〈滑・浮世風呂・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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