オマール・ハッサン・アハメド・アルバシル(英語表記)Omar Hassan Ahmed al- Bashir

現代外国人名録2016 の解説

オマール・ハッサン・アハメド・アル バシル
Omar Hassan Ahmed al- Bashir

職業・肩書
政治家,軍人 スーダン大統領・首相

国籍
スーダン

生年月日
1944年1月1日

出生地
アングロ・エジプト・スーダン・ナイル州(スーダン)

学歴
スーダン軍事アカデミー〔1966年〕卒

経歴
スーダン北部ナイル州の小村にある農家の生まれ。マレーシア、米国、パキスタン、エジプトへ留学。1973年の第4次中東戦争でエジプト側につき対イスラエル戦参戦。’75〜79年アラブ首長国連邦に軍事顧問として出向。その後、スーダン軍空挺部隊の准将として南部スーダンで6年間反政府軍との戦闘を実戦指揮。西部軍司令官、ハルツーム駐屯降下部隊副司令官、第8旅団司令官を歴任。’85年4月のスワル・アド・ダハブ将軍のクーデターでは重要な役割を果たす。’89年6月30日クーデターを起こしてサディク・アル・マハディ政権を倒し、7月自ら革命評議会議長兼首相兼国防相に就任。’93年10月革命評議会解散で大統領兼首相。’96年4月大統領選を実施、圧勝。2000年12月再選。2003年アラブ系政府に反発する黒人系の反政府組織が蜂起すると、アラブ系民兵らが黒人住民を組織的に襲撃、約30万人が死亡、約250万人が国内避難民となる(ダルフール紛争)。南部の内戦終結を受けた2005年7月の暫定政府発足でも大統領、首相兼任。2008年7月、“世界最悪の人道危機”と呼ばれるダルフール紛争をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)検察局はバシル大統領の逮捕状を請求した。2009年3月ICC予審裁判部が、2003年以降の殺人・強姦など人道に対する罪と戦争犯罪で逮捕状を発行。2010年4月24年ぶりに複数政党が参加した大統領選で再選、5月5期目就任。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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