おめる

精選版 日本国語大辞典 「おめる」の意味・読み・例文・類語

おめ・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 前のものの斜め後方少しずつ下がって並ぶ。また、衣服の襟や袖口などで、下の布地裏地が少しのぞいて見えるようにずれて重なる。
    1. [初出の実例]「二位中納言は大納言の末におめり、三位の宰相は中納言の末におめる也」(出典:建武年中行事(1334‐38頃)正月)

おめ・る

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 しかる。おこる。
    1. [初出の実例]「呵らるるといふ事を、〈略〉尾州より遠州辺、をめると云。〈略〉をめるは和語なり」(出典:物類称呼(1775)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android