オルビエート(その他表記)Orvieto

デジタル大辞泉 「オルビエート」の意味・読み・例文・類語

オルビエート(Orvieto)

イタリア中部、ウンブリア州都市エトルリア人が築いた町に起源する。テベレ川の支流パーリア川沿いの丘上に城壁に囲まれた旧市街があり、オルビエート大聖堂をはじめ中世の歴史的建造物が多く残っている。ワインの産地としても有名

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オルビエート」の意味・わかりやすい解説

オルビエート
おるびえーと
Orvieto

イタリア中部、ウンブリア州テルニ県の都市。人口2万0692(2001国勢調査速報値)。テベレ川の支流パーリア川沿いの丘上に位置する。紀元前7~前3世紀には、エトルリア人の拠点都市であった。イタリア・ゴシック風の大聖堂(13~14世紀)をはじめ、歴史的、美術的価値の高い建物が多数存在する。ただ、不安定な土壌的基盤によって生じる破壊の危険から建造物を守ることが、現在大きな課題となっている。ぶどう酒の産地としても有名である。

[堺 憲一]

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