普及版 字通 の解説
19画
[字訓] つつむ・かくす
[字形] 形声
声符は(おん)。は皿(盤)上の器中のものが熱して、熱気のこもる形。中につつみかくすことをいう。〔玉〕に「赤の色なり」というのは、「(なめしがわ)」の色をいうものであろう。また「裏なり」とあるのは、〔広雅、釈詁四〕に「裹(つつ)むなり」とするのがよい。物を収めるはこ・ふくろの類をもいう。
[訓義]
1. つつむ、おさめる、かくす。
2. うら、うち、うちがわ。
3. はこ、くしげ。
4. ゆみぶくろ。
5. と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヲサム・ツツメリ 〔立〕 アホクキ・ツツメリ・カクル・イロ・ヲサム・ナル・ツツム〔字鏡集〕 ツツム・ヲサム・ウチ・ナレルイロ・アヲクロ・ツツメリ・ツメリ
[熟語]
価▶・玉▶・▶・蠢▶・▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報