オートファゴソーム(その他表記)autophagosome

デジタル大辞泉 「オートファゴソーム」の意味・読み・例文・類語

オートファゴソーム(autophagosome)

細胞が、自己細胞質成分を分解するオートファジーと呼ばれる過程で形成される袋状の構造細胞小器官たんぱく質などを囲い込んだ後、リソソームと融合することで内容物を消化する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「オートファゴソーム」の解説

オートファゴソーム

 細胞が自己の内容物を消化するために内容物を膜で取り囲んだ状態の小胞.時間の経過とともにリソソームと融合して自己消化胞となり,内容物の消化が進行する.肝臓グルカゴンが作用した場合などに顕著に増加する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android