精選版 日本国語大辞典 「お山人形」の意味・読み・例文・類語 おやま‐にんぎょう‥ニンギャウ【お山人形・女形人形】 〘 名詞 〙① 江戸初期、承応(一六五二‐五五)の頃、江戸の人形遣い、小山次郎三郎が巧みにつかった女の人形。のちには一般に女形の人形をいうようになった。[初出の実例]「いろしろく、きめこまやかなり、されども、お山人ぎゃうをみるやうにて」(出典:評判記・満散利久佐(1656)山城)② 幼女のもてあそぶ女人形。あねさま人形。[初出の実例]「サァ、お山人形(ヤマニンギャウ)でも買うてやりやれ」(出典:歌舞伎・御国入曾我中村(1825)三幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例