お蔦・主税(読み)おつた・ちから

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お蔦・主税」の解説

お蔦・主税 おつた・ちから

泉鏡花の小説「婦系図(おんなけいず)」の主人公
少年掏摸(すり)だった早瀬主税は,ドイツ語学者の酒井俊蔵にひろわれ新進の学者となる。のちに柳橋の芸者蔦吉(お蔦)と所帯をもつが,師の反対でふたりはわかれ,お蔦は病死,主税も彼女の黒髪をだき自殺する。作品は明治40年「やまと新聞」に連載。翌年新派が上演し「湯島境内の場」が評判をよぶ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む