カイ・うし

普及版 字通 「カイ・うし」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] カイ
[字訓] うし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(害)(がい)。に割去の意がある。〔説文〕二上に「牛(じようぎう)なり」とあり、十上は「馬なり」とあって、去勢した馬。とは去勢した牛をいう。(けん)・羯(かつ)・(ふん)・(たく)はみな獣の去勢をいう字。去勢をいう字が多いのは、牧畜族の畜養上の知識を示すものであろう。

[訓義]
1. あおきうし、きんきりうし。
2. すべて去勢することをいう。
3. つよい。

[古辞書の訓]
名義抄 アホキウシ 〔立〕 ウシ 〔字鏡集〕 ウシ・フカル・ノボル・アヲキウシ

[語系]
keat、(割)kat、羯kiatは声近く、みな割勢をいう。kian、虔gianも同系の語で、みな去勢をいう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む