6-furfurylaminopurine.C10H9N5O(215.24).DNAの熱分解物から単離されたサイトカイニンの一種.融点266~267 ℃(封管中).220 ℃ で昇華する.pK1 2.7±0.2,pK2 9.9±0.2(水・エタノール1:1).λmax 268 nm(エタノール).水,エタノールにやや可溶.植物の細胞分裂促進作用がある.[CAS 525-79-1]
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…このカルスを継続的かつ継代的に増殖させるためには,培地に栄養素,オーキシンのほかに,ココナッツミルク,ニシンの精子,酵母の加水分解物などを添加することが必要である。1955年アメリカのスクーグFolke Skoogらのグループは,大量の酵母DNA加水分解物を精製して,カルスの増殖を促進する活性を有する物質を単離し,これをカイネチンkinetinと命名,それが6‐フルフリルアミノプリンであることを証明した。その後,高等植物にもカイネチン様活性を有する物質の存在が多数の研究者によって示され,1964年にリーサムD.S.LethamとミラーC.O.Millerが独立に新しいカイネチン様物質ゼアチンzeatinをトウモロコシから単離し,その後も多数のカイネチン様物質が植物から単離された。…
…挿木の切穂にオーキシンのような生長調節物質を与えると,根の形成が促進されたり,ふつうは根をつくらないような挿木に根ができたりすることは園芸上よく知られている。また,カイネチンは芽の形成に有効であることが示され,そのほかジベレリンやショ糖のような物質も,組織に応じて特異な作用を示す。発生の調節には,これらの物質の絶対濃度よりは,むしろ相対的な濃度が重要であることが示唆されている。…
※「カイネチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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