デジタル大辞泉 「カインジダム」の意味・読み・例文・類語 カインジ‐ダム(Kainji dam) ナイジェリア西部、ニジェール川に造られたダム。1968年に完成。高さ66メートル、堤頂の長さ8300メートルの多目的ダムで、最大960万キロワットの発電を行う。人造湖であるカインジ湖とその周辺部にはカバ、ハイエナ、イボイノシシなどの野生動物が生息し、国立公園に指定されている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「カインジダム」の意味・わかりやすい解説 カインジ・ダムかいんじだむKainji Dam アフリカ、ナイジェリア西部、ニジェール川にあるダム。1968年末に完工し、ナイジェリアへの電力供給を開始した。堤頂の長さは8300メートルあり、中央部が重力式ダム、西側がロックフィルダム、東側がアースフィルダムとなっている。世界銀行ほか5か国の援助を得て建設され、最大960万キロワットの発電のほか洪水調節、航行の維持などの多目的ダムで、総貯水容量は150億立方メートルである。[石﨑正和] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例