カエターニ家(読み)カエターニけ(その他表記)Caetani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カエターニ家」の意味・わかりやすい解説

カエターニ家
カエターニけ
Caetani

中世イタリアのローマ有力貴族の家系。9世紀に発する家門で4家族に分れたが,アナーニの一族が有名。この家系から教皇ボニファチウス8世 (在位 1294~1303) が誕生し,ローマの支配貴族コロンナ家と主導権争いを演じて勢力を伸ばした。一門のオノラート1世 (37~1408) はフランスの枢機卿と組んで対立教皇クレメンス7世 (在位 1378~94) を擁立し,1378年からの教会の大分裂に一役買った。 19世紀にスタンダールやバルザックと親交をもちダンテ研究を著わした文人ミケランジェロ,またイスラム史研究家として著名なレオーネもこの一門に属する。

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