カカオ豆(読み)カカオマメ

デジタル大辞泉 「カカオ豆」の意味・読み・例文・類語

カカオ‐まめ【カカオ豆】

カカオ種子を発酵させたもの。特有の香りをもつ。これを焙煎ばいせんして細かくすりつぶしたものをカカオマスという。

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共同通信ニュース用語解説 「カカオ豆」の解説

カカオ豆

カカオの木の果実に含まれる種子で、チョコレートココア原料になる。発酵した豆を乾燥させ、ローストしたものからチョコができる。世界シェアの約5割を1位の西アフリカコートジボワールと2位の隣国ガーナが占めるが、両国では金採掘などの影響で生産量激減。今年に入り先物価格は一時1年で4倍の水準にまで高騰し、日本を含む世界の菓子メーカーが相次いでチョコの値上げに踏み切った。秋以降、チョコの値段がさらに上がるとの見通しもある。(モセアソ共同)

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栄養・生化学辞典 「カカオ豆」の解説

カカオ豆

 アオイ目アオギリ科カカオノキ属に属するカカオ[Theobroma Cacao]の果実の中にある種子で,チョコレートやココアの原料.

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世界大百科事典(旧版)内のカカオ豆の言及

【チョコレート】より

…またカカオの学名Theobromaは〈神の穀物〉を意味し,伝説にちなんで命名されたものである。16世紀の初めコロンブス,ついでコルテスによってカカオ豆がスペインにもたらされたが,利用法は秘密にされ,世間に知られるようになったのは1607年にイタリア人のA.カレッティが飲用チョコレートの製造を始めてからである。また,スペインからは王室を通じてオーストリア,そしてフランスへと伝わり,1660年にルイ14世とスペイン王女マリア・テレサが結婚したころには愛好者の数も増えていた。…

※「カカオ豆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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