チョコ

精選版 日本国語大辞典 「チョコ」の意味・読み・例文・類語

チョコ

  1. 〘 名詞 〙チョコレート」の略。
    1. [初出の実例]「板チョコ五枚送ってくれって書いて下さい、ええ、ええチョコうまいですからね」(出典:南方(1935)〈田畑修一郎〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョコ」の意味・わかりやすい解説

ちょこ

杯(さかずき)の一種で、陶磁製の小さい器。酒杯は、古くは素焼土器であった。やがて漆塗りの木杯となり、江戸時代になって陶磁製が普及するようになると、陶磁製の酒杯は「ちょく」と称されるようになった。「ちょこ」は「ちょく」の変化したものである。「ちょく」の語源は、中国あるいは朝鮮半島にあるといわれているが、はっきりしていない。猪口は「ちょく」の当て字で、その形が猪(いのしし)の口に似ているからともいわれるが、これも確かではない。

 ちょこは、杯のほかさしみのつけじょうゆを入れる小さい器や、ちょっとしたつまみの料理を盛る器をさすこともある。盛りそば、ざるそばなどのつけ汁を入れる器は、そば猪口という。

河野友美

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