カザケービッチ(その他表記)Kazakevich, Emmanuil Genrikhovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カザケービッチ」の意味・わかりやすい解説

カザケービッチ
Kazakevich, Emmanuil Genrikhovich

[生]1913.2.24. ポルタバ,クレメンチュグ
[没]1962.9.22. モスクワ
ソ連の作家。若い頃は極東地方で文化指導委員などの仕事に従事したが,1938年モスクワに戻り,著作に専念しはじめた矢先に第2次世界大戦が勃発義勇兵として戦線に加わり,モスクワ攻防戦,ベルリン攻撃などに数々の軍功を立てた。作品の大半は,これらの軍隊生活の体験をもとに書かれている。『星』 Zvezda (1947) ,『大草原の二人』 Dvoe v stepi (49) などがあるが,最も有名なのが長編『オーデルの春』 Vesna na Odere (49) で,大戦末期の白ロシア第1方面軍によるベルリン攻撃が描かれている。遺作に,革命前夜のレーニン,ジノビエフらを描いた『青いノート』がある。

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