ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青いノート」の意味・わかりやすい解説 青いノートあおいノートSinyaya tetrad' ソ連の作家 E.カザケービッチの遺作となった中編小説。 1961年発表。レーニン,ジノビエフ,ジェルジンスキーらロシア革命の指導者たちを主人公とする政治小説。「青いノート」とは,レーニンの手にある,国家論に関するマルクスとエンゲルスの発言の抜粋を書込んだノートのことである。ケレンスキー臨時政府が設立され,ボルシェビキ党は再び地下にもぐらざるをえなかった 17年の夏,レーニンが身をひそめたペテルブルグ近郊の隠れ家を舞台に,十月革命前夜の党指導者たちの群像を,あくまでも内面から人間的にとらえようとした新しい試みが注目される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by