カスミノキ(その他表記)Cotinus coggygria; smoke tree; smoke bush

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カスミノキ」の意味・わかりやすい解説

カスミノキ
Cotinus coggygria; smoke tree; smoke bush

ウルシ科の落葉小高木でヒマラヤ,中国などに自生する。花穂は開花後に花柄が糸のように長く伸びて,全体が柔らかな羽毛状になる。その様子から英名スモークツリー (煙の木) 。和名にも,ケムリノキハグマノキ (白熊〈はぐま〉は動物のヤクのことで,ヤクの尾でつくった払子という僧の使う説法道具に由来) などの別名がある。羽毛状の部分は黄緑色や銀色がかった緑白色,紫色を帯びたものまで微妙な色合いをもつ。葉は卵形で秋に紅葉する。水はけのよい土壌を好む。枝がよく伸びて樹形が乱れやすいので,適宜切りつめる。

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