最新 地学事典 「カッパーベルト」の解説
カッパーベルト
Copperbelt
元来は,コンゴ民主共和国からザンビア北部にかけての堆積岩胚胎銅鉱床(赤色層銅鉱床)が分布する幅50km,長さ320kmにわたる北方に張り出した弓形の褶曲帯を指す語。同様の鉱床が分布するナミビアからボツワナにかけての地域がカラハリカッパーベルトと呼ばれるため,区別のために中央アフリカカッパーベルトと呼ばれる。この地域では原生界カタンガ系(8.8億~6.0億年前)の最下位を占める下部Roan統に銅鉱床が胚胎する。銅の埋蔵量は約2億tで副産物としてコンゴではコバルトも生産される。2021年の銅およびコバルトの生産量は,両国を合わせて,それぞれ185万t,12万tで世界生産の7.1%,70%を占める。
執筆者:諏訪 兼位・星野 光雄・渡辺 寧
参照項目:赤色層銅鉱床
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

