日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
カナディアン・ロッキーズ
かなでぃあんろっきーず
Canadian Rockies
北アメリカ西部、コルディエラ東部山系の主要部を構成するロッキー山脈のカナダ部分。長さ(南北)約1500キロメートル、幅80キロメートル。南部では3000メートル以上の高山(最高峰はロブソン山、3954メートル)が多い。何列かの山脈と地溝からなり、地溝はフレーザー川、コロンビア川などの流路となっているほか、交通路としても重要である。高山が多いので現在でも山岳氷河が発達し、各所に美しい山岳氷河、荘厳雄大な山々、静かな湖などがある。自然の美しいことで有名で、バンフ、ジャスパー、グレーシャー、ヨーホー、クートネー、マウント・レベルストーク、ウォータートン・レークスの七つの国立公園がある。
[大竹一彦]