ジャスパー(英語表記)Jasper

デジタル大辞泉 「ジャスパー」の意味・読み・例文・類語

ジャスパー(Jasper)

カナダ、アルバータ州西部の町。ジャスパー国立公園内にあり、カナディアンロッキーの観光拠点として知られる。

ジャスパー(jasper)

碧玉へきぎょく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ジャスパー」の意味・わかりやすい解説

ジャスパー
jasper

メノウと同じく石英の微細な結晶よりなるが,それらが半透明であるのに対して,不純物を20%程度含有して不透明なものをいう。日本名は碧玉。モース硬度7,比重2.58~2.91,屈折率平均1.54。主として鉄分その他の含有により,赤,緑,黄,褐色を呈し,またそれらが入りまじってさまざまな模様を示す。最も貴重とされるのは,濃緑色の地に血赤色の点在するブラッドストーン。産出量が多く,色の豊富さ,細工しやすさなどにより,古代より彫玉素材とされた。日本では,自然石のまま磨いて水石(すいせき)とする。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャスパー」の意味・わかりやすい解説

ジャスパー
Jasper

カナダ,アルバータ州西部,カナディアンロッキー西麓の町。ジャスパー国立公園の観光中心地。 1801年建設された北西会社の毛皮交易所が起源。国立公園地域の設定 (1907) ,公園内のロッジの建設 (20) ,バンフ=ジャスパーハイウェーの完成によって観光保養地として注目されるようになった。人口 3269 (1981) 。

ジャスパー

碧玉」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のジャスパーの言及

【ジャスパー国立公園】より

…カナディアン・ロッキーの東側一帯で,コロンビア氷原,アサバスカ氷河などの氷河地形が展開する。中心部の盆地にジャスパーの町があり,1982年まではカナダ・パシフィック鉄道が通っていた。ジャスパーから南のバンフにいたるハイウェーは,雄大な自然美を満喫できるコースとして有名。…

※「ジャスパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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