日本大百科全書(ニッポニカ) 「カプリンチェリー」の意味・わかりやすい解説
カプリンチェリー
かぷりんちぇりー
capulin cherry
[学] Prunus serotina subsp. capuli (Cav. ex Spreng.) McVaugh
Prunus capollin Zucc.
バラ科(APG分類:バラ科)の落葉中高木。メキシコ原産の暖帯果樹。原生地では常緑。細い枝が多く、葉は長楕円(ちょうだえん)形で長さ7~10センチメートル、幅2~3センチメートル。花は白色で芳香があり、約10センチメートルの穂状花序につき、早春に開く。果実は紫黒ないし桃紅色、初夏に熟し、核果で直径約2センチメートル、サクランボに似る。生食する。
[飯塚宗夫 2019年12月13日]