カプリンチェリー(読み)かぷりんちぇりー(英語表記)capulin cherry

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カプリンチェリー」の意味・わかりやすい解説

カプリンチェリー
かぷりんちぇりー
capulin cherry
[学] Prunus serotina subsp. capuli (Cav. ex Spreng.) McVaugh
Prunus capollin Zucc.

バラ科(APG分類:バラ科)の落葉中高木。メキシコ原産の暖帯果樹。原生地では常緑。細い枝が多く、葉は長楕円(ちょうだえん)形で長さ7~10センチメートル、幅2~3センチメートル。花は白色芳香があり、約10センチメートルの穂状花序につき、早春に開く。果実は紫黒ないし桃紅色、初夏に熟し、核果で直径約2センチメートル、サクランボに似る。生食する。

[飯塚宗夫 2019年12月13日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android