精選版 日本国語大辞典 「カミルレ」の意味・読み・例文・類語 カミルレ 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] kamille ) =カミツレ〔植学啓原(1833)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カミルレ」の意味・わかりやすい解説 カミルレMatricaria chamomilla; camomile キク科の越年草で,南ヨーロッパ原産。カミツレ,カモミレ,カモミールともいう。高さ 50~60cmでよく分枝し,互生する葉は細かく羽状に 2~3回裂ける。全草に芳香がある。直径 2cmほどのキクに似た頭花をつけ,周囲の舌状花は 12~18枚あって白色,やや下向きにそる。中央部は多数の管状花で黄色。欧米ではこの葉を熱湯に浮かべて飲み物とし,また頭状花(→頭状花序)の干したものを「カミツレ花」と呼んで,煎じて発汗剤や点眼薬に使う。しばしば同名で呼ばれる植物に別属のローマカミツレ Anthemis nobilis がある。やはりヨーロッパ原産でキク科の多年草。全体に毛が多く葉は裂け,総包片に囲まれた頭花をつける。このローマカミツレも芳香があり薬草として栽培される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by