カリ石鹸(読み)カリセッケン

デジタル大辞泉 「カリ石鹸」の意味・読み・例文・類語

カリ‐せっけん〔‐セキケン〕【カリ石×鹸】

高級脂肪酸カリウム塩を用いて作る石鹸。軟らかくて水に溶けやすく、化粧用・薬用とする。→ソーダ石鹸

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精選版 日本国語大辞典 「カリ石鹸」の意味・読み・例文・類語

カリ‐せっけん‥セキケン【カリ石鹸】

  1. 〘 名詞 〙 ( カリは[オランダ語] kali ) ふつうの石鹸が苛性ソーダを用いて作ったソーダ石鹸であるのに対して、苛性カリを用いて作った石鹸。柔らかく水に溶けやすいところから軟石鹸とも呼ばれる。〔商品取引見方‐一般商品編(1925)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリ石鹸」の意味・わかりやすい解説

カリ石鹸
カリせっけん
potash soap

高級脂肪酸のカリウム塩。石鹸は普通長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩を主成分とするが,特に不飽和脂肪酸カリウム塩はその吸湿性のため柔軟で,軟石鹸ともいう。原料油としては乾性油または半乾性油を使うが,カセイソーダでつくる場合もある。一般に溶解性が高く,泡もちがよく泡性状も良好で,シェービング用や液体石鹸など高級品や上質品として化粧用,家庭用のほか工業用,薬用にも利用される。

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