20世紀西洋人名事典 の解説
カルロス・オースティン ビアード
Charles Austin Beard
1874.11.27 - 1948.9.1
米国の歴史学者,経済学者。
元・アメリカ歴史学会会長。
インディアナ州生まれ。
コロンビア大学で博士号を取得後、同大学で教職についたが1917年に学問の自由の問題に関連して辞職。’13年に「合衆国憲法の経済的解釈」を発表し学界に大きな波紋を投げかけた。’22年、’23年の2度に渡って来日し東京の市政調査や災害復興計画にも協力した。歴史学者の夫人マリーとの共著「アメリカ文明の興降」(’27年)、「政治の経済的基礎」(’22年)などを著し、最後の著書「ルーズベルトと第二次世界大戦」(’47年)ではルーズベルト大統領の参戦外交を批判している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報