カンジダ性指間びらん症(読み)カンジダせいしかんびらんしょう(その他表記)Candida interdigital infection

六訂版 家庭医学大全科 「カンジダ性指間びらん症」の解説

カンジダ性指間びらん症
カンジダせいしかんびらんしょう
Candida interdigital infection
(皮膚の病気)

どんな病気か

 主に手の指と指の間に生じるカンジダ感染症で、頻度は全皮膚粘膜カンジダ症患者の15%程度です。水仕事をする中年女性に多く、生活習慣が問題とされます。

症状の現れ方

 手の第3指間に生じやすく、辺縁に浸軟した鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれかけている角質)が付着する紅斑(こうはん)性の局面を示します。中央部がびらんになる(ただれる)こともあります。かゆみはないか、あっても軽度です。

検査と診断

 直接鏡検顕微鏡での検査)KOH法で行います。菌要素を比較的検出しやすい病気です。

治療の方法

 基本的に外用薬による治療で、比較的簡単に治ります(皮膚と粘膜のカンジダ症)。

病気に気づいたらどうする

 多くの女性(男性も)は多かれ少なかれ、水仕事をする環境にありますが、本症を発病することはまれです。したがって、生活習慣以外に全身的問題が隠れていないかどうか検索する必要があります。

加藤 卓朗

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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