カンタブリア自治州(読み)カンタブリア(その他表記)Cantabria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンタブリア自治州」の意味・わかりやすい解説

カンタブリア〔自治州〕
カンタブリア
Cantabria

スペイン北部,ビスケー湾に面する自治州。カンタブリア県1県から成る。通称ラモンターニャ (山の) 県。県都サンタンデル。 1981年自治州となる以前はサンタンデル県と呼ばれた。北部の狭い海岸平野と南部のカンタブリカ山脈とから成る。1年を通じて降雨が多く,山地では牧草が生育し,酪農が盛ん。多数の小河川が豊かな谷を形成し,トウモロコシ,ジャガイモ,ブドウが栽培される。海岸には良港が多く,漁業と水産加工が行われる。亜鉛,鉄,鉛などの鉱物資源に恵まれ,岩塩石灰石も採掘される。サンタンデル,レイノサなどでは重工業も発達。サンタンデルの西南西にあるアルタミラ洞窟の後期旧石器時代の壁画は有名。面積 5289km2。人口 52万 3633 (1991推計) 。

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