カンタリジン中毒(読み)カンタリジンちゅうどく(その他表記)cantharidin poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンタリジン中毒」の意味・わかりやすい解説

カンタリジン中毒
カンタリジンちゅうどく
cantharidin poisoning

カンタリジンは,甲虫の一種。マメハンミョウの乾燥虫体カンタリスに含まれる有効成分。すべての組織に対するきわめて強力な刺激剤で,過量に用いると中毒し,10mg以上摂取すると死亡する。中毒症状は,摂取直後に消化管の灼熱痛,嘔吐,血性下痢があり,急速に尿道の灼熱感,陰茎強直,血尿,乏尿,尿毒症,肝不全,ショック,昏睡などに陥る。高度の中毒では2~3時間以内,中等度では1週間以内に死亡する。カンタリジンは堕胎薬や催淫薬として用いられることがある。

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