1918年1月,第1次世界大戦後のイギリスの通貨体制の再建を検討するために設けられた委員会。正式名は「戦後通貨・外国為替対策委員会」 Committee on Currency and Foreign Exchanges after the Warというが,委員長が W.カンリッフ卿であったことからこの名称で呼ばれた。 19年 12月に最終報告を発表。そのなかで,当時イギリスは実質的には金本位を離脱していたので,金本位制度への復帰を最高の目的として,そのためにデフレーション政策を堅持すべきことを主張した。これによってイギリスは 25年に金本位制度に復帰することになった。