カーグ島(読み)カーグとう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カーグ島」の意味・わかりやすい解説

カーグ島
カーグとう
Kharg Island

ペルシア語ではハールク Khārk。ペルシア湾北部に浮ぶイランの島。ブーシェル港北西 55kmに位置する。古くは特にインド貿易航路上の重要な島であった。 15世紀にオランダが商館を建てたが,1766年には海賊に占領された。以後,事実上無人島であったが,20世紀に入り石油精製所ができて,1960年代にはイラン原油の 90%近くを処理する能力をもつようになり,スーパータンカーの接岸が可能な湾岸随一の石油積出港となった。 80年代のイラン=イラク戦争ではイラク空軍の目標となり,大きな被害を受けた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カーグ島」の意味・わかりやすい解説

カーグ島
かーぐとう

ハールク島

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例