ハールク島(読み)ハールクトウ(その他表記)Jazīreh-ye Khārk

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハールク島」の意味・わかりやすい解説

ハールク島
はーるくとう
Jazīreh-ye Khārk

イラン南部、ブーシェフル北西のペルシア湾上にある小島面積約32平方キロメートル。カーグ島ともいう。気候は高温多湿で、以前は漁業牧畜が細々と営まれているにすぎなかった。1958年、国際石油合弁会社が巨大タンカーの接岸可能な新石油積出し港を建設してから急速に発展し、現在はイランの原油輸出の大半がここで扱われている。イラン・イラク戦争ではイラク軍の空爆を受けた。

[香川優子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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