20世紀西洋人名事典 「カールクローロ」の解説
カール クローロ
Karl Krolow
1915.3.11 -
ドイツの詩人。
元・ドイツ言語・文学アカデミー会長。
ハノーファー生まれ。
ドイツ語、ロマン語学、哲学を学んだ後文筆活動に入る。詩的伝統と現代的、知的な表現手法を結びつけ、簡潔な比喩に基ずく「開かれた詩」を提唱した戦後の代表的詩人。1956年ドイツ言語・文学アカデミーのビュヒナー賞受賞、また’72〜75年まで同会長を務める。詩集「見えない手」(’62年)、「ヘーゲルと秋のソネット」(’81年)等の作品やフランス、スペイン現代詩の翻訳、「現代ドイツ抒情詩の諸相」(’61年)、「詩的日記」(’66年)等のエッセーがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報