20世紀西洋人名事典 「カールデーニッツ」の解説
カール デーニッツ
Karl Doenitz
1891.9.16 - 1980.12.25
ドイツの海軍軍人。
元・ドイツ総統兼国防軍総司令官。
ベルリン生まれ。
1910年海軍に入隊し、第一次大戦では地中海方面で潜水艦長として従軍。後に撃沈され、イギリス軍の捕虜となる。’36年潜水艦隊司令官を経て、’43年海軍総司令官に昇進。’45年自殺直前のヒトラーから後継の総統兼国防軍総司令官に指名される。その後ドイツ軍の無条件降伏を命令し、同年他の政府官僚と逮捕され、翌年禁固10年の刑に処せられる。’56年刑期を終了し、シュパンダウ刑務所から釈放される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報