20世紀西洋人名事典 の解説
カール・フェルディナンド ブラウン
Karl Ferdinand Braun
1850.6.6 - 1918.6.20
ドイツの物理学者。
ストラスブルク大学物理学研究所長。
フルダ生まれ。
1870年代に半導体の点接触による非対象電気伝導を発表、1897年に陰極線管を発表した。これはブラウン管と呼ばれ、これによってオシロスコープが登場、また、コンピューターディスプレイに広く用いられている。1898年に無線電信会社を設立し、マルコーニ系列の会社と競ったが、1903年に統一された。無線電信にも貢献したことにより、1909年にマルコーニとともにノーベル物理学賞を受賞している。’14年にアメリカに渡り、戦争中に死去した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報