20世紀西洋人名事典 「カールローマン」の解説
カール ローマン
Karl Lohmann
1898 - ?
ドイツの生化学者。
ベルリン大学教授。
ベルリンのカイザー・ウィルヘルム生物学研究所でマイヤーホーフの助手となって、以後彼の強力な協力者となる。1929年筋肉の搾汁中から筋肉の乳酸生成に関する因子としてアデノシン三リン酸(ATP)を発見。又、解糖の中間反応に関する論文を単独またはマイヤーホーフと共著で発表。’34年筋肉でクレアチンがATPを介して分解され、ATPも分解するという、いわゆるローマン反応を明らかにした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報