改訂新版 世界大百科事典 「カール6世」の意味・わかりやすい解説
カール[6世]
Karl Ⅵ
生没年:1685-1740
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…ハプスブルク家は14世紀発祥地の西方で諸王家・諸侯と争い,とくにスイスの独立戦争に敗れて家領の拡大に失敗する(1315年のモルガルテンの戦,1386年のゼンパハの戦)。しかし東方では1335年ケルンテンとクラインを,63年にはチロルを家領に加え,ルドルフ4世建設公Rudolf IV der Stifter(1339‐65)は家領の領邦化を進め,ルクセンブルク家の皇帝カール4世の金印勅書(1356)に対抗して大特許状Privilegium majusを偽造してまで領邦君主としての特権を主張し,みずから大公と称した。1452年ハプスブルク家のフリードリヒ3世(神聖ローマ皇帝,在位1452‐93)が皇帝になると53年この大特許状を公認し,以後ハプスブルク家は事実上皇帝位を独占するに至った。…
※「カール6世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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