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佩文韻府 はいぶんいんぷPei-wen yun-fu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佩文韻府
はいぶんいんぷ
Pei-wen yun-fu

中国の韻による語彙集。清の康煕帝勅命による張玉書ら 76人の編。 106巻,拾遺 106巻。康煕 50 (1711) 年刊。拾遺は同 55年成立。2字から4字の熟語用例を経,史,子,集の古典から広く採録し,いちばん下の字の韻によって 106韻に分けて配列,約 45万の語彙を収める。もともと詩をつくる際の便宜のために編集されたものであるが,今日では多く古典の語彙の用例を検索するために利用されている。「佩文」は康煕帝の書斎の名「佩文斎」による。

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デジタル大辞泉の解説

はいぶんいんぷ〔ハイブンヰンプ〕【佩文韻府】

中国の韻書。106巻。清の康熙(こうき)帝命により、張玉書らが。1711年成立。拾遺は1716年張廷玉らが撰。古典の詩文の2字の語彙を中心に、脚韻(106韻)によって配列し、出典と用例とを示したもの。

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百科事典マイペディアの解説

佩文韻府【はいぶんいんぷ】

中国の詩文用例事典。清の張玉書〔1642-1711〕らが康煕帝の命により編纂(へんさん)。106巻(1711年刊),拾遺106巻(1720年刊)。佩文は康煕帝の書斎名による。
→関連項目平仄

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世界大百科事典 第2版の解説

はいぶんいんぷ【佩文韻府 Pèi wén yùn fǔ】

中国,清代,康熙帝の命令で作られた詩文用例事典。張玉書(1642‐1711)らが編集した。2字の熟語を主に,4,5字ぐらいまでの文字の連なりについて経・史・子・集のいわゆる〈四部〉について用例を集めた。類書と呼ばれるものの一つである。〈佩文〉は康熙帝の書斎の名。1704年(康熙43)に編集を始め1711年完成した。熟語等はその最後の文字が同じであるものを1ヵ所に集め,全部で106のいわゆる〈平水韻〉によって分類配列してあるため全体も106巻,《正集》のほか同じ巻数の《拾遺》があるので全212巻,《拾遺》は1720年に成った。

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大辞林 第三版の解説

はいぶんいんぷ【佩文韻府】

中国の類書。一〇六巻。清の康熙こうき帝の勅を奉じ、張玉書らが撰。1711年成立。二字・三字・四字の語句の末の字を韻によって一〇六韻に配列、各語句の古典における用例を挙げる。詩文作成のよりどころとして意図された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佩文韻府
はいぶんいんぷ

中国の辞書。106巻(のち、444巻に改訂)。清(しん)の康煕(こうき)帝の命により張玉書(ちょうぎょくしょ)ら多数の学者が編纂(へんさん)し、1711年(康煕50)刊行。中国の経書や古典詩文にみえる熟語、成句を広く集め、おのおのに出典を示し、末尾一字により106韻の順序に並べたもの。たとえば、平声(ひょうしょう)真韻の「人」の項には「大人」「聖人」「無名人」「旁若(ぼうじゃく)無人」などの語句、「秋士・春人」などの対句が収められている。詩文をつくる際の、また古典語の用例を知るための参考書としてもっとも完備したものである。現在では、語句の最初の一字で引く索引のついたテキストがある(1937年上海(シャンハイ)商務印書館、1967年台湾商務印書館出版)。[平山久雄]

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世界大百科事典内の佩文韻府の言及

【査慎行】より

…清代の詩壇で初めて本格的に宋詩,なかんずく蘇軾(そしよく),陸游から学び,後輩の趙翼からは,王士禎をさしおいて呉偉業以来の第一人者とされる。学問上の業績としては,《補註東坡編年詩》の著述と《佩文韻府(はいぶんいんぷ)》編集への参加がある。【松村 昂】。…

※「佩文韻府」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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