デジタル大辞泉
「があがあ」の意味・読み・例文・類語
があ‐があ
[副]
1 アヒルなどの鳴き声を表す語。「ガチョウががあがあ(と)鳴く」
2 うるさく大きな音がするさま。また、不平不満などをうるさく言うさま。「横からがあがあ言われてはたまらない」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
があ‐があ
[1] 〘副〙
※
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三「まちっと寝よふと思ふまに、
あほうがらすのがあがあは、何時しらずよ」
② 騒がしく声をたてるさま。
[2] 〘名〙 江戸時代、銭四百文をいう、
船頭の通用語。「があ」が二百文で、それを重ねた「があがあ」は倍の四百文になる。アヒルの鳴き声や、また、アヒルと呼ばれた江戸深川、
佃島(つくだじま)の
私娼に掛けていうこともある。
※
洒落本・玉之帳(1789‐1801頃)三「弐百のことをガアと申ます。ガアを二
(ふたつ)で
一本になりますから、泊が出来ます」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報