ガズニー朝美術(読み)ガズニーちょうびじゅつ(その他表記)Ghaznavid art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガズニー朝美術」の意味・わかりやすい解説

ガズニー朝美術
ガズニーちょうびじゅつ
Ghaznavid art

アフガニスタンガズニー朝治下のイスラム美術。首都ガズニーを中心に発展し,ペルシア美術 (→イラン美術 ) を基礎に,中央アジアやインドの文化と融合した。建築では,ガズニーのマスウード3世とバフラム・シャーの建てた2基の戦勝記念塔,マスウード3世の宮殿,ラシュカリ・バザルの宮殿などの遺構がある。絵画工芸では,これら遺構のうち,マスウード3世の宮殿の大理石パネル,ラシュカリ・バザルのフレスコ画,戦勝記念塔の煉瓦積み模様やスタッコ装飾などがあげられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 フレスコ画

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