デジタル大辞泉 「戦勝記念塔」の意味・読み・例文・類語 せんしょう‐きねんとう〔‐キネンタフ〕【戦勝記念塔】 《Siegessäule》ドイツの首都ベルリンの中心部にある塔。ティアガルテンを東西に貫く六月十七日通りのほぼ中間に位置する。高さ69メートル。19世紀後半のデンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争の勝利を記念して建造。頂部に黄金の勝利の女神像がある。ジーゲスゾイレ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「戦勝記念塔」の解説 せんしょうきねんとう【戦勝記念塔】 ドイツの首都ベルリン(Berlin)の中心部、ミッテ区にある広大な公園ティーアガルテンの中心部、6月17日通りの円形交差点に建っている高さ67mの記念塔。塔の頂きには金色の勝利の女神ビクトリアが立っている。この記念塔は、プロイセンが2次にわたるデンマーク戦争(シュレースヴィヒ・ホルシュタイン戦争)に勝利したことを記念して1864年に着工し、1872年に完成した。建設期間中に、プロイセンは普墺戦争、普仏戦争にも勝利したことから、3つの戦争の勝利を記念するものになった。この記念塔はもともと、現在ドイツの連邦議会議事堂となっている帝国議会議事堂前の広場にあったが、ヒトラーのゲルマニア計画(首都改造計画)の実施に先立って、ティーアガルテンに移設された。塔の台座には、大勝利の模様を描いた銅版レリーフが4面はめ込まれている。このうちデンマーク戦争と普仏戦争のレリーフは第二次世界大戦後フランスに持ち去られていたが、フランスのミッテラン政権時代にドイツに返還され、ふたたび台座に設置されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報